かつては「メンテナンスフリー」と言われていた太陽光発電システムですが、本当にメンテナンスが不要なのでしょうか?
答えは「No」です。
太陽光発電システムは、”設置して発電を始めれば何もしなくて良い…”なんていうことはありません。長期間トラブルなく安全に使用するために、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
太陽光のメンテナンスとは?
では具体的にどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか?太陽光発電システムのメンテナンスには、主に以下のようなものがあります。
パネルの清掃
パネルの清掃は、太陽光パネルに付着した汚れを落とすことで、発電効率を維持・向上させるものです。太陽光パネルに汚れが付くと太陽光が遮られ、発電量が低下します。汚れには、砂埃、鳥のフン、花粉などがあり、これらの汚れは雨で流れ落ちるようにはなっていますが、年月が経つとどうしても汚れが蓄積されていってしまいます。
架台の点検
架台の点検では、太陽光パネルを支える架台に損傷や腐食はないか、傾きやガタつきはないかなどをチェックします。架台に歪みや損傷がある場合は、修理または交換する必要があります。
配線の点検
配線の点検は、太陽光パネルからパワーコンディショナーに電気が正常に流れているかを確認するものです。配線の損傷や腐食、断線や接触不良がある場合は、修理する必要があります。
パワーコンディショナーの点検
パワーコンディショナー(以下:パワコン)の点検は、太陽光パネルから発電された電気を家庭用電力に変換するパワコンが正常に機能しているかを確認するものです。パワコンに不具合が起こると”発電量が減少する”などの異変が見られることもあるので、普段からモニターで発電量をチェックしておくことも大切です。
環境要因の評価
システムの設置環境による影響を評価し、必要に応じて対策を講じます。例えば、木や草の成長や建物の影、樹木の葉の落ち具合などがパネルの発電効率に影響を与える場合があります。必要に応じて、システム周辺の草刈りなどの手入れを行います。
システム全体の点検
システム全体の点検は、太陽光発電システム全体が正常に機能しているかを確認するものです。発電量や電圧などを測定し、異常がないかを確認します。
太陽光発電システムのメンテナンスは、専門業者に依頼するのが一般的です。メンテナンスの費用は、業者やメンテナンスの内容によって異なりますが、数万円程度かかることが多いです。
太陽光のメンテナンスの頻度
太陽光のメンテナンスは、最初の点検はシステムの設置から1年後に行います。この初期点検は、システムの動作や効率性を確認し、初期不良や設置上の問題を発見するためのものです。
その後の点検については、最低でも4年に1回の頻度で行うことが推奨されています。この周期での点検により、パネルや配線や機器の状態を確認し、不具合などを早期に検知することができます。
ただし、点検頻度は環境条件によって異なる場合があります。例えば、雷の多い地域や雪の多い地域、沿岸部などは、トラブルが発生しやすいため、より高い頻度で点検を行うと安心です。環境条件や気象条件の特性を考慮して、メンテナンススケジュールを調整することが重要です。
また定期的なメンテナンス以外にも、”突然発電量が減った”というような異常に気付いた場合は、早めに業者に連絡をしましょう。
まとめ
太陽光発電システムのメンテナンスは、安全確保と発電効率の維持を目的として行われます。メンテナンスを怠ると、故障や発電量の減少などのトラブルが発生し、メンテナンス費用を超える修理代が必要になったり、売電収入の減少が起こる可能性があります。
太陽光発電システムを長く、安全に使い続けるためには、4年に1回のメンテナンスを必ず行いましょう。
また、メンテナンスは自分でできる部分もありますが、安全に行うためには専門的な知識と技術が必要です。安全・確実にメンテナンスを行うためにも、メンテナンスを行う際には専門の業者に依頼することをおすすめします。

