最近の電気代の高騰を受けて、太陽光発電システムの導入を検討しているご家庭もあるのではないでしょうか?そんな時に気になるのが費用ですよね。太陽光は確かに初期費用が高いので、躊躇してしまうのも無理はありません。そこで、太陽光でかかる費用にはどのようなものがあるのか、また、いくらぐらいかかるのかをご紹介します。
太陽光設置の際にかかる費用
太陽光発電システムでかかる費用の中で最も高額な費用は、設置の際にかかる初期費用です。ざっくりと分けると「機器費用」「設置費用」「諸経費」の3つに分けることができます。
機器費用は、太陽光発電システムに必要な機器の代金です。主な機器としては、太陽光パネル、パワーコンディショナー、接続箱、架台、ケーブルなどが挙げられます。蓄電池も設置する場合はこれらの費用に、蓄電池代が上乗せされます。
機器費用の金額は、太陽光パネルの価格が最も影響します。パネルの価格は、技術革新により年々下落傾向にありましたが、近年の物価上昇が太陽光パネルの価格にも影響する可能性があります。
設置費用は、機器を設置するためにかかる費用です。屋根への架台の設置や、電気工事などのための費用です。専門的な知識と技術が必要なので、この作業は施工業者に依頼します。設置にかかる費用は、屋根の形状や設置条件によって異なります。
諸経費は、機器費用や設置費用以外の費用です。工事申請費用や、立ち合いのための費用などが挙げられます。
太陽光発電システムの設置費用は、1kWあたり26万円前後が相場です。つまり、家庭用太陽光発電でよくある3~5kWの太陽光発電システムを設置する場合、約78~130万円の費用がかかります。
ただし、太陽光パネルによっても金額が変わりますし、施工業者によって費用が異なります。太陽光発電を設置する際には、複数メーカーの太陽光パネルの価格を比較し、複数の業者から見積もりを取るなどすると、費用を抑えることができます。
太陽光設置後にかかる費用
太陽光発電システムを長期に渡って安全に稼働させ続けるためには、下記のような維持費用がかかります。
メンテナンス費用
太陽光発電システムを正常に稼働させるためにかかる費用です。主なメンテナンスとしては、「パネルの清掃費用」、太陽光発電システムの故障や劣化をチェックし、性能を維持するための「点検・保守費用」がかかります。定期点検は施工業者によっては初回無料などのところもありますが、一般的には1~2万円の費用がかかり、4年に1回の点検が推奨されています。
修理費用
太陽光発電システムに故障が発生した場合は修理が必要になります。故障の原因は、経年劣化や自然災害などさまざまです。保証期間内であれば、無料や費用の一部負担で修理、交換できますが、保証期間が過ぎていたり保証対象外となる場合は、実費で支払うことになります。
パワーコンディショナーの交換費用
パワーコンディショナー(以下、パワコン)は、太陽光で発電した電気を家庭で使えるように変換する機器です。パワコンの寿命は10~15年程度とされており、太陽光パネルの寿命を迎える前に故障することがあります。
パワコンが故障すると、発電した電気を使えなくなるため交換が必要です。パワコンの交換費用は、メーカーや機種によって異なりますが、一般的な家庭用太陽光発電システムの場合、1台あたり20万円~30万円程度が目安です。
メーカー保証期間内であれば、無償で対応してくれる場合があるので、保証内容を確認しておきましょう。
撤去費用
太陽光は20~30年、またはそれ以上使うことになるので、なかなか考えが及ばないかもしれませんが、廃棄をする際にもお金がかかります。「太陽光パネルを廃棄する際にお金がかかる」ということを覚えておきましょう。
まとめ
太陽光発電システムは、設置費用は高額です。そして、「設置してしまえばあとは売電収入が入ってくるだけ!」ではなく、維持そして廃棄する際にもさまざまな費用がかかります。
しかし、今後もどんどん電気代の価格が上がることが予想されているので、長い目で見れば太陽光発電を設置した方が、トータルの出費は抑えることができると考えられます。
修理費用をできるだけ安く済ませるためにも、長期間の利用を見据えて定期的にメンテナンスをしておくことが大切です。


